パーソナルスタイリスト・ツルタです。
あさはかなファッション情報では、もう満足できない方へ。自己を肯定する・自信をとりもどすファッションとは、どんなものか?その内容と解決方法をお伝えします。
目次
アートとデザインの違い
アートとは、「自己表現」です。極端な例をあげると、「自分はこうありたいー。」という思いをぶつけて奇抜なファッションをしたりするのは、ファッションのアート的側面です。

アートは、表現内容が万人に伝わることがゴールではありません。あくまで、「主観的」であり「感覚的」なものです。
その反面デザインとは、「客観性」や「コミュニケーション性」が求められます。なぜなら、見た目が美しい、使い勝手が良いなどといった、ユーザーのニーズ(ユーザビリティ)を叶える役割があるからです。

優れたデザイン力は消費者を惹きつける魅力のある商品となり、売り上げが見込まれます。
ユーザビリティを叶えるデザインは、利益向上、顧客満足などにかかわる商業的な役割を担っています。そのくらいデザインとは重要なものであり、その役割を担わなければデザインとは言えないのです。
アートには商売っ気がなく、デザインには商売っ気があるとも取れるような…。言い換えれば、下心がない純粋な心なのか、それとも利益を重んじる下心ありなのかー。
現代のファッションは、アートかデザインか?
敬愛する山本耀司氏の言葉を借りれば、現代のファッションは、アートではなくデザインだとあります。

でも二十世紀というのは、すべてのデザインが、アートからデザインに移行して、そのすべてが流行現象になってファッション化されてしまったということなんです。
「デザインと人 25interview」佐山一郎 より引用
たしかに服が売れないと、企業が成り立ちません。現代はデザインに移行して、ファッション化することで商売が成り立っています。
山本耀司氏は、売れるものをつくってはだめだ。我々は作りたいものをつくりそれを売る努力(伝える努力)をするんだ!という志のもの洋服を作っておられます。しかし、売れないと商売の継続は成り立ちません。そのあたりの葛藤はあるように思います。
- 心を動かす美しさ(アート・芸術性)
- スタイルを良く見せる、美しく見せる、着心地の良さといった問題の解決(デザイン・機能性)
現代のファッションには、アートとデザイン、この両方が必要(理想)だと考えます。
アートとデザイン。ファッションの葛藤
モテたい、スタイル良くみせたい、おしゃれにみせたいといった、見た目よく人から評価されたい場合、デザインを重視すればそれは簡単です。なぜなら、デザインとは理論的だからです。答えが明確だからです。
「モテるファッションなら、これを着よう。なぜなら…」
「スタイル良くみせたいなら、ここをこうしよう。なぜなら…」
because〇〇~、と理由付けできるもの、説明できるものがデザインです。
このようにデザインは確かに便利です。しかしそれだけでは、解決しない問題があります。
それは、心の栄養です。
アートは、人の心を動かしたり、感動させたり、豊かにするものです。アート性がなくなると、世の中はおそらく辛くなる、しんどくなります。
ここが、商売的下心のあるデザインと、アートの葛藤です。
みなと同じような流行(デザイン)をまとっても、心が満足しないのは、アート的側面が足りないのではないかと考えます。
われわれがつい検索して鵜呑みにしてしまう、「ファッション情報」では、機能性(見た目やおしゃれやモテる、他者評価)ばかりうたいます。
でもわれわれは、自分自身が満足するような自己表現ができているか、心の栄養となる自己肯定を、無視することはできません。
そこに気がついているかたは、どのくらいいるのでしょうか?
利益との葛藤により見えてくる、本当にたいせつなもの
わたくしはファッションカウンセリングを通じて、世の中のファッションが苦手な方を助けてあげたいと願っています。
骨格診断では、タイプごとに似合うファッションを追求します。しかし、これは機能的側面であり、心の栄養になるかは疑問があります。骨格診断を使用して、ファッション迷子の方へ理論的に似合うものをアドバイスするだけでは足りません。
わたくしは、心の栄養となる、そのかたの自信になる「指標」をアドバイスすることも念頭に、ファッションカウンセリングを行っています。
例えば、疲れて自分に自信を無くすことは誰しもありますね。わたくしにもあります。そんなとき、わたくしの場合は自分のファッションテイストに3つの軸があるので、いつでも原点に立ち返ることで自信を取り戻します。
わたくしのファッションテイストの3つの軸はこうです。
- 「知的に」
- 「ファッショナブルに」
- 「中性的・個性的に」
自分の魅力の表現方法を知っているからこそ、他者の一見の魅力に、心が惑わされることもありません。

「わたしは、わたし。ひとはひと。」
という、他人も自分も認めることができるのです。
自分の魅力の表現方法である、個性や、好みや、活かすチャームポイントなどを知っていますか?
自己を肯定する・自信となるファッションをご提案するサービスが、当方のサービスです。3つの軸をご提案する、パーソナルスタイル診断が、あなたの人生を潤す手助けになればとても幸いに存じます。
この3つの軸があれば、人生に迷った時も(けして大げさではなく)、原点に立ち返るための指南をしてくれます。
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