骨格診断わからない

洋服の歴史を学ぶと、骨格診断の矛盾が見えてくる。

ココシャネル

パーソナルスタイリスト・ツルタです。

たくさんの洋服の中から美しいものを探すのは、至難の業。センスでは偶然の産物しか得られません。ですから、洋服を選ぶ行為も勉強が必要なのです。洋服の歴史を知ると、骨格診断の矛盾にも気が付きます。ウェーブさん必見!ウエストの間延びは優雅なのです。

洋服の歴史からスタイルを学ぶ

ギャルソンヌスタイル

ココシャネルhttp://noma-cafe-fashion.blogspot.com/2014/01/blog-post.html

ギャルソンヌスタイルとは、

  • バストを強調しない
  • ウエスト位置は低い
  • スカート丈を短め
  • ストンと長方形のシルエットを描く
  • 髪型は短め(なので、耳のアクセサリーは長めが多かった)

 

少年(ギャルソン)体型のような、ボーイッシュなスタイルです。

 

わたくしの好きなスタイルの一つです。

 

ほかにも、クリスチャン・ディオールのシルエット(ライン)である、アローラインや、リバティライン、スピンドルラインも好きです。

アローライン

http://oretattsu.com/%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%80%81%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%8F%B2

頭から、脚の先まで「f」の字のように流れるラインを描きます。

 

リバティライン

クリスチャンディオール リバティラインhttp://maquisato.com/koike-sennsei-dior

ドロップショルダーと身ごろのダーツを入れない「間」による、自由さエレガントさが魅力

 

スピンドルライン

クリスチャンディオール スピンドルラインhttp://oretattsu.com/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%80%81%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7

リバティラインの流れを経て、同じく「間」の美しさ。動きによる間の変化に美しさがあります。

 

まさに芸術です。ラインの勉強はまるで絵画に触れるような行為そのものです。てきとうなファッション雑誌よりも目の保養になります。

 

また、シルエットがつくられるためのパターン(型紙)の解説を読むと、美しい洋服のつくりについても知ることができます。

 

服選びは知的な営み

先日、同行ショッピングをご利用いただいたお客さまからの、すばらしい気づきと言葉をご紹介します。

 

服選びは天性の感覚がものをいうと思っておりましたが、むしろ知的な営みであること、知識と経験に左右されることに気づかされました。

 

わたくしが、ショッピングの際、自信をもって買うことができることの理由には、骨格診断やパーソナルカラーを知ること。それもありますが、もっと重要なことがあります。

 

むしろ、アパレル業界に長くいたおかげで興味をもつことになった、洋服にまつわる勉強の賜物だと自負しております。

 

シャネルの格言、強いメッセージ性

わたくしが洋服にまつわる勉強をしたきっかけは、シャネルの格言に触れたことによります。

 

ここから、デザイナーの考え方を学ぶことが好きになりました。ちなみに、シャネルが残してくれたたくさんの言葉のなかでも、一番好きな言葉はこれです。

 

私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの。

My life didn’t please me, so I created my life.

 

わたくしが「ファッションは、人生そのもの」という考えが根付いた理由にも、偉人の言葉から気づかされたことが、たくさんあったからです。

 

YOHJI YAMAMOTO

ちなみに、大好きなYOHJI YAMAMOTOの2019年春夏コレクションにこんなメッセージが。

 

トップスの真ん中あたりを、よーくみてください。

全部やって死ねhttps://www.vogue.co.jp/collection/brand/yohji-yamamoto/19ss-mens/page/2

 

全部やって死ね(笑)

 

カッコよすぎます。

 

歴史を学ぶと、骨格診断の矛盾を見抜くことができる

ウエストの長さは、間延びではなく優雅

冒頭にも述べました、ギャルソンヌスタイル。

テニスドレスhttp://maquisato.com/illustration-1920

「ジャン・パトゥがデザインしたテニス・ドレス」
” Art,gout,beaute ” 1925年

 

イラストからもわかるように、ウエストが長いですね。

 

骨格診断の本などでは、ウエーブタイプはウエストの間延びに注意と書かれていますが、ギャルソンヌルックのロングトルソー(胴長)スタイルも、ファッションの歴史のなかで存在した、れっきとしたシルエット(デザイン)です。

 

個人的には、ロングトルソーは優雅でエレガントで素敵だと思っています。

 

それは、「間延びではなく、優雅」です。

 

ウエーブタイプに似合う、ココシャネル

ギャルソンヌスルックの胴長スタイルは、ココシャネルにも多くみられます。

ココシャネルhttp://noma-cafe-fashion.blogspot.com/2014/01/blog-post.html

 

ウエーブタイプに似合うとされるシャネルの服は、ギャルソンヌスタイルも数多く出していました。

 

シャネル本人も、そのようなファッションをするのが好きだったと思います。

 

わたくしはウエーブタイプの人に、ロングトルソー(胴長)が合うのではないか?と疑問をいだくようになりました。やはり、ウエストの間延びは優雅にも感じられます。

 

好みだとは思いますが、骨格診断で言われていることが本当に美しいか、本質を見極める必要はあると思います。

 

歴史を紐解き、文脈を知れば、骨格診断の情報に矛盾があることが見抜けます

 

ABOUT ME
Junko Turuta
好きな言葉は、「シンプルに」・「心美しく」。 苦手なことは、「人と同じこと」と、「自分らしく振る舞えないことの全て」。 美しい人生とは、美しい装いであり、美しい志事(仕事)をすることだ。