パーソナルスタイリスト・ツルタです。
お悩みの一つに、スタイルアップしない、どうもずんぐりむっくりになってしまう、ということがあります。なぜ、ずんぐりむっくりになるのかを理論的に解説し、その対策についてもお伝えします。
目次
ずんぐりむっくり感が出る、幼児体型
ずんぐりむっくりとは、いわゆる、寸胴の幼児体型。
幼児体形とは、就学前頃までの幼児の体形のこと。一般に頭が大きく、胴体は寸胴で腹が出ており、手足は胴体に比較して小さい。女性の場合はそれに加えて乳房がタナー段階Iで、骨盤が前傾傾向で、ウエストにくびれが無く、ヒップが小さい。小学校就学後、学童体形に移行する。 また、成人女性で、上記の体形に近いものも指す。 ウィキペディア
ウイキペディアをまとめると、
《幼児体型とは》
- 頭が大きい(肩幅が狭い)
- お腹が出ている
- 手足が小さい
- バスト・ウエストのメリハリが少ない
総じて、全身のメリハリが少ないために、かわいらしい印象(幼児体型)になります。

単純に、太っているとか、背が低いとかの問題ではありません。
ずんぐりむっくり、寸胴、幼児体型にみえるのは、メリハリが無いから。です。
ですから、スタイルの良いモデルでも、メリハリが少ないとスタイルダウンに見えかねないのです。
モデルさんでも幼児体型?

モデルの福島リラさんでも、こちらの画像は寸胴のイメージ。
※ご注意:上記お写真の場合のみ
《その理由》
- 肩幅が狭いので頭が大きく見える
- バスト・ウエストのメリハリが少ない
※ご注意:上記お写真の場合のみ

《幼児体型とは》
- 頭が大きい(肩幅が狭い)
- お腹が出ている
- 手足が小さい
- バスト・ウエストのメリハリが少ない
スタイルのいい方でも、洋服の着こなしにメリハリが少ないとスタイルダウンになりかねません。(福島リラさんは、上記お写真の場合、1と4の原因が考えられます)
このことからも、幼児体型によるスタイルダウンには、メリハリをつければいいと考えます。
幼児体型、バランスの整え方
《幼児体型とは》
- 頭が大きい(肩幅が狭い)
- お腹が出ている
- 手足が小さい
- バスト・ウエストのメリハリが少ない
先ほどのモデルさんの着こなし例をとり、1と4について整える策をご紹介します。
1.頭が大きい(肩幅が狭い)
頭が大きく感じる方は、肩幅が狭いゆえに頭部が大きく見えるという場合が多くあります。(福島リラさんも肩幅が狭いです。本当に頭が大きい訳ではありません)
【緩和策】
- 髪の毛のボリュームを抑える・・・髪質が硬めでボリュームの出やすい方は、思い切って短くするか、髪の毛を束ねて頭部の大きさをスッキリさせます。
- 肩幅を強調しない・・・ストールを肩に羽織るようにかけて、肩幅の強調を緩和します。
- 単純に肩を横に出す・・・デザインのあるもので、肩にボリュームを施します。(福島リラさんはこちらが◎)


※肩幅を横に出す、肩にボリュームを施す例
※右のお写真とくらべると、お顔の小ささが際立ちます。
4.バスト・ウエストのメリハリが少ない
バストウエストのメリハリが少ない(華奢な)方は、ウエストを作り、バストとヒップにボリュームがあるようにします。
【緩和策】
- ウエストをしっかりつくる(マークする)・・・ウエストが絞られたデザインなどを取り入れる
- バストにボリュームを施す・・・カシュクールやドレープのあるデザインで、胸元にボリュームを出す
- ヒップラインを強調する・・・タック入りテーパードや、タイトスカートなどでヒップラインに曲線を
緩和策の極論は、大人の女性らしさ「メリハリ」
寸胴の体型、ずんぐりむっくり感、幼児体型・・・さまざまな対策がありますが、極論はこうだと思います。(極論が好きです)
寸胴=幼児体型
ならば、幼児と成長した女性らしさとの違いは、メリハリ。
≪メリハリを作るためのトップスの選び方≫
- 肩、袖、バストにボリューム
- ウエストをキュッと絞る
- 1,2で、女性らしい、「ボン、キュッ」を作る

※肩から袖にかけてふんわり、ウエストがキュッとなっています。

※肩から袖にボリューム、ウエストマークで「ボンキュっと」

※バストに相当なボリューム、ウエストキュッ。

※ふんわりと、ボン。ゆるやかにウエストがキュッ。

※こちらもバストがボン、ウエストキュッ。

※ふんわりトップスで、バストにボリュームがある(ように見える)

※袖のふんわりボリューム感が、全体をグラマラスに見せますね。

※オーバーサイズのバルキーニットで、前だけインすれば、ボンキュッのシルエットが作れます。
ボリュームトップスでつくるメリハリシルエット
終わりに、バスト~ウエストのボリュームでつくるメリハリシルエットを、いくつか分けてお伝えします。
≪X+Iライン(直線感)≫
直線感がお得意なストレート、シャープに見せたい場面で。

- トップスは、バスト(ボン)とウエスト(キュッ)ヒップ(ボン)とXライン
- ボトムスは、ストンとIライン
≪8ライン(曲線感)≫
ウエストに間延びがある方は、テーパードパンツで腰にふんわりボリュームをのせて、上下に数字の8のようなラインを作ることです。
ウエストに間延びのあるウェーブタイプや、腰のまっすぐなメリハリ弱のストレートタイプに。

- 肩や腰を丸めてボリュームを作る(8のように)
- ウエストはキュッとマークする
≪Aライン≫
頭部からスカートに向けて広がりのあるAラインは、ハリの少ない柔らかな素材がおすすめ。肩幅が広い方、裾広がりが得意な方、落ち感が得意なナチュラルにも。

- 上半身は下半身に比べてコンパクトに、裾広がりのロングスカートでアルファベットAのシルエットに。
- トップスにボンキュッ、Aラインのロングスカートで、スーッと広げて落とす。
≪Aライン(ローウェスト)≫
落ち感が得意なナチュラルには、上級編でウエストも落とす。

※肩やバストにはボリュームものっています
最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでもみなさまに、お役に立てれば幸いです。