fashion counselor・ツルタです。
先週の活動報告でも書きましたが、自分の装いを更新したいと考えています。そして今後、その過程(変化)を発信していこうと思います。今回は装いをアップデートしたいと思った、「背景」について書いてみます。
目次
リラックス感、落ち感に飽きた。
単純にこのところのリラックス感、オーバーサイズ感、落ち感といった自身の装いのパターンに飽きました。
装いの制服化を提唱しておりますが、やはり(当たり前ですが)アップデートは必要です。生きている限り、日々変化するので。
骨格診断なんてどうでもいい。
2017年骨格診断を学び、当時メンズライクな装いから一新して女性らしい装いをするようになっていました。女性らしい装いをするようになって2年弱。
これまでも、
- アパレル店員17年の経験。
- ファッションカウンセラーとして活動し始めて、1年半。
- ファッション講座講師として人前に立つようになって、やはり1年半。
骨格診断を学んだおかげでカウンセラーの道にすすみ、骨格診断(パーソナルカラー診断)をすることでご相談に応じてきましたが、ここにきて骨格診断なんてどうでもいい。という考えが芽生えてきてしまいました。
たしかに、それは言いすぎです。
骨格診断は、ファッション初心者が何を着たらいいのか分からない。という場合には取り入れてもいいでしょう。しかし、私のようなファッションを生業にする場合は、自身がこれを取り入れて満足することはナンセンスなのです。
骨格診断はパターン化された装いです。マニュアルのようなものです。ファッション初心者、ファッションが分からない、自分でどんな装いをしたらいいのか、自分の好みが分からない。という方には、「手っ取り早くそこそこになれる」のでそれは良いと思います。
ですから、ファッションカウンセラーが(初心者でない)これを取り入れて満足しては、ならないのです。
時代の流行が気になる。
セリーヌがエディスリマンを迎えた2019年のコレクションから、ロックで構築的なエッセンスが蔓延しつつある中で、個人的にも気になっています。いままでのリラックス感や落ち感だけでは物足りないと思っていたところに、エディスリマン(その他のデザイナーもしかり)が背中を押してくれつつある、といった感覚です。
このところのパリコレでは、ウエストマークしたり肩が大き目なマニッシュなシルエットも出ているので、自然とインプットされます。実際にZARAでは構築的な肩パットのジャケットも当たり前にありますので、このあたりからも時代の空気感は感じ取っています。
※以下は2019-20年秋冬 パリコレクションより
♥セリーヌ

♥サンローラン

♥Y-3

♥サカイ

♥ジョルジオ アルマーニ

♥ステラマッカートニー

ウエストマーク、ペプラム風、力強い肩のボリュームなどに注目したいです。
今まで通り感覚を信じたい。
メンズアパレル店員17年の後半は、どんなファッションも怖くありませんでした。メンズスーツをお直して着るのは当たり前。腕をまくり裾をまくり、またはルーズに着たり、蝶ネクタイをしたり、ネクタイをしたり、アスコットタイをしたり、サスペンダーをしたり、メンズシューズを履いたり・・・となんでもすべて受け入れOKでした。
骨格診断を学んでこの2年くらい、女性らしさを取り戻したのは良かったのですが、それと同時に自分の感覚やファッションに対する挑戦の精神が失われつつあり、なんだか面白みに欠けるなぁと最近悩んでいました。
やはり、今まで通り自分らしく、なんでもありな勇気を活かしたい。感覚を信じたい。
一度、骨格診断から離れてみようと思います。
ファッション大好き。カッコよく生きていきたい。
とはいえ、骨格診断を学んだ1年、お客さまに骨格診断をしつづけた1年半は無駄ではありません。インプットすべき情報の一つとしてその技術は確立し続けようと思います。この先も捨てることはありません。
1つを追求するのが好きです。追及の仕方は人並み以上に執着したり、人とは違った視点が自身の強みです。
やはり、ファッションはどうでもいい。と思いながらも大好き。カッコよく生きるためにファッションはずっと相棒です。
どう生きていきたいか。
カッコよく生きたい。
美しい装いがしたい。
個性を大事にしたい。
これからも、装いは自分でしっかり向き合い、楽しみ、定義します。