ファッションカウンセラー・ツルタです。
今回は少し自分のことを書いてみます。わたくしが黒い服が好きな理由についてです。
目次
敬愛するデザイナーによる言葉
人の目を邪魔しない服を作ろうと思った。それが黒を使った最大の理由。
背景を邪魔しない、目立たない服を着るほうがいい。
女性も一人で強く生きる時代。花柄でちゃらちゃらとはいかない。
黒は女を最も美しく見せる服。
いろんな色を使うほどかえって醜くなる。
少々のニュアンスは違いますが、敬愛する山本耀司氏とココシャネルの言葉です。
背景を邪魔しない、目立たない、人の目を邪魔しない、カラフルな色は品がない・・・お二人とも同じようなことをおっしゃります。
すべてに共感いたします。
媚びていない、清い、芯のある言葉が好きです。
敬愛するデザイナーがおっしゃるので、この言葉が心にある限り背中を押してもらいます。あらためて、色物には全く憧れがありません。と断言できます。
人と同じは嫌い。夏だからこそ黒を着る
よく、「夏場は暑苦しいから黒を着られない。」
とおっしゃる方がいます。
わたくしは、そうは思いません。
むしろ、そう思う方が大半なので、嬉しいとさえ思います。みなと同じ行動が嫌いだからです。
よって、夏だからこそ嬉しい気持ちで黒を着ます。
また、「(パーソナルカラーが)スプリングだから黒が着られない。」
とおっしゃる方もいます。
ご相談が寄せられた際は、スプリングの黒の取り入れ方をご説明しています。
でも本音はこうです。
「着たいと思う気持ちがあれば、素直に着ればいいのにな。」
問答無用。好きだから
問答無用で黒が好きです。
誰にも迷惑をかけない色。
でも、少し存在感がある色。
主張がある色。
主張があるけど、嫌味にならない色。
TPOでNGが少ない色。
黒を着ると心が自由になれます。
誰にも迷惑をかけないのに、自由な色。というところが一番好きです。
カッコいいけど気を抜けない色
黒を着てカッコよくいるためには、立ち振る舞いを整えないとなりません。
目立たないようで目立つ色だからです。
- スタイルを整える(細くあり続ける)
- 姿勢を整える(まっすぐに立つ)
- 表情を整える(仏頂面は怖くなりますからNG、要ほほえみ)
- 肌質を整える(黒は肌荒れが目立ちます)
いくつになっても大好きな色を着るために、努力をし続けたいです。
これらを客観的にまとめてみると、
おしゃれだから、とか、似合うから、といった理由ではなく、
- 好きだから
- 人と違うから
- 努力が必要だから
といった、深いところに理由があります。
何処まで行っても、ファッションをお気軽に楽しんでいない自分がいます(笑)
私の中にある、「ファッションは人生そのもの。」という考えの源は、こういった自分の内面にあります。