パーソナルスタイリスト・ツルタです。
買い物の事前準備に役立つ、「ファッション雑誌」。その見方や買い方のコツをまとめてみました。
目次
雑誌の見かた、買いかた。
雑誌はカタログのように見てはいけません。
まずはじめに大切なことは、どこのブランド?いくら?どこに売っているの?というふうに見ない。このことにつきます。
雑誌に出てくるものは欲しがっても手に入りにくいもの。欲しい!買いたい!を前提に見ると、買えないことによるストレスが溜まります。
雑誌はインスパイア(ひらめき)されるためのツール
雑誌はイメージを見ます。まさにイメージをインスパイアされるものです。
ようするに、雑誌からお気に入りのファッションイメージを見つけて、それに似たような洋服を探せばいいのです。
雑誌はリアルクローズものは立ち読みでOK
毎月出版される雑誌を、その都度購入する必要はありません。
本屋さんでぱらぱらとめくり、記憶に残るものがあればとどめておく程度で大丈夫。
立ち読みのおすすめは気がひけますが、女性であれば美容室で読むこともできますし、銀行、歯医者さん、街の図書館に置いてあることもありますね。うまくご利用されるといいと思います。
毎月買えば、それだけ出費もかさみます。ちりも積もれば、トップスくらい買えてしまう金額です。翌月号で流行の流れが変わることもありえるので、買いすぎも正直もったいないと思います。
雑誌は芸術性を感じるものを購入
芸術的、アートな雑誌の場合、たとえ流行をはずれた数年前のものであっても今見てもおしゃれだったりします。
コレクション雑誌はそのいい例です。
雑誌はファッションイメージをインスパイアされるもの。どうせならアートを感じる雑誌を購入しましょう。
いつの時代、誰が見ても美しいと感じるものは、永遠です。究極の気品、美しさ、芸術性といった知識を高めるためにも、ステキな雑誌を見つけてバックナンバーを集めていく。バックナンバーであれば、古本屋さんで見つけることもでき、とてもエコですよ。
ファッション雑誌はどう見るの?具体的な見かたと今年のトレンド情報
わたくしが雑誌を見る際にどこを見るか、雑誌を見て得たトレンド情報とあわせてご紹介いたします。
最近の流行はどんな感じかな…?と、将来の購買予定アイテムのイメージを探ります。
主に見る点は下記の通りです。
- 素材
- シルエット(肩のライン、ウエストの絞り具合、直線感または曲線感、広がり具合など)
このあたりをメインに見ます。
『今年のアウターはどんな感じなのかしら…』
【MODE et MODE ’18年―’19年秋冬コレクション】より

※エコファー

※エコ・リアルムートン

※中綿・ダウン
冬の完全防備がキーに
見てお分かりの通り、今シーズンのアウターのトレンドは、保温効果の高い暖い服です。
そのため、全体的にボリューミーなシルエットであることがわかります。
見ためにボリューミーなダウンは、スタイリッシュになり難く、都会的なファッションにはいままで敬遠されがちでしたが、今年はおしゃれなものが出てきそうな予感がします。
とにかく暖かそうに見えることがポイント。
- ダウンやファーのコート
- 首にはマフラーを巻いたりハイネックのインナーを着る
- アウターの上にさらにアウターを重ねるような、レイヤードスタイルもトレンドのよう
冬の完全防備がキーになりますね。寒々しいのだけは避けたいです。
シルエットは、ボリューミーであるがゆえにふんわりまろやか曲線的です。ただし、ボリュームを出すだけでなく、ウエストマークはしっかり絞っているブランドも数おおくありました。
ウエストの強調という点では、コルセットや細ベルト(揺れる紐タイプ)も出てきました。

※内容を以下に引用します。
Swing String
ウエストをマークをする細いベルトが、紐のように長く垂れて揺れて、縦長のシルエットに動きを加えている。

落ち感やゆったり優雅なシルエットからウエストラインが進化しています。骨格タイプナチュラルなわたくしも、秋冬はウエストマークに注目したいところです。
まとめ
雑誌は、リアルクローズなものを見ようとすれば面白みに欠け、おしゃれじゃないものになります。でも、アートすぎるものを見れば、参考にならなすぎて困るというジレンマがありますね。それでもわたくしは後者をおすすめします。
雑誌は真似るものではなく、インスパイアされるものです。こんな雰囲気好き!こんなイメージがいい!そういったときめきを、ハイセンスなおしゃれな雑誌からインスパイアされるほうがいいのです。毎月買うとなれば雑誌も決して安いものではありません。一度みて終わりではなく、来年みてもおしゃれに感じるようなモノをお選びされてはいかがでしょうか。
流行解説やリアルクローズばかりでは来年みても面白くありません。そういった雑誌は美容院や立ち読みで十分です。アートな雑誌をコレクションするような気持ちで購入、見ていただく。こういったことが、雑誌の見方に関する考え方のコツかとー。何かお役に立てれば幸いです。
今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。