パーソナルスタイリスト・ツルタです。
洋服選びのコツは、「素材」と「デザイン」。骨格診断ナチュラルタイプのおすすめ「素材」と「デザイン」を画像でご説明します。ナチュラルタイプなのにカジュアルが似合わない!その理由について知りたい方も必見です。(2019/4/1 更新)
目次
ナチュラルタイプ、洋服の選び方のコツは「素材」と「デザイン」
ナチュラルタイプに似合う素材
洋服の選び方は、第一に「素材」、そして「デザイン」です。
ナチュラルタイプには、ある程度の厚みのある素材が可となります。なぜなら、骨の凹凸感に薄くて透けるようなものは、貧相になってしまうから。
厚みのある素材や、光沢が少ないもの(※スーピマコットンのように天然素材の艶はあって〇)、凹凸感のあるもの、落ち感のある素材などがおすすめです。
スーピマコットンとは?
高級コットンの一つで、品種改良して栽培されたものが、繊維の長い「超長繊維綿花」のピマ・コットンです。 コットンは繊維長(せんいちょう)が長いものほど高級とされ、アメリカ産で最高級の品質を誇るのがピマ・コットンで、「スーピマ」は高級ピーマ(Superior Pima)の略語です。
≪凹凸感のある素材例≫

※リネン(麻)

※ツイード

※しわ加工

※目の粗い、ローゲージニット

※粗めのファー素材
≪苦手とされる、光沢の強い素材例≫

※つるんとフラットな艶のあるスーツ素材

※表革、光沢の強いフラットなレザー

※シルクのつや

※つるんとフラット、テカテカの光沢

※こちらもスーツ素材、スーパー120以上の薄くて光沢のある素材
ナチュラルタイプに似合うデザイン
ナチュラルタイプの方は、ゴツゴツした骨の質感が一番に感じられ、粋なファッションが似合うスタイリッシュな体型です。
骨感の強いスタイリッシュなフレームには、身体にフィットしたタイトなシルエット、フレアーやフリルといった甘い(フェミニン)デザインはイマイチ決まりません。
ロング丈、身体と洋服に間(ま)があるサイズ感、ストンと落ちる、落ち感のあるシルエットが粋でカッコいいです。
- ロングテーラードジャケット
- ロングコート
- マキシ丈スカート
- ワイドパンツ
- ざっくり凹凸感のあるニット
- ポンチョやマント
- 麻素材のシャツ
- タートルネック
- アシンメトリー等、凝ったデザイン
- ガツンと重めのデザイン靴





ナチュラルタイプは他の骨格タイプ(ストレート、ウェーブ)と比べて、どのような洋服でもある程度着こなしてしまうところがあります。ですから、「悪くはないんだけど、なんとなく決まらない」、「悪くはないけど、良くもない、これが最高!というわけでもない」などという経験はありませんか?
他のタイプに比べてハッキリとしたNGが無いので、自分に似合うものを見つけるまでに人よりもたくさん研究が必要ということも、自信の経験から感じます。
ナチュラルタイプはこうすると素敵
- 素材に粗さや凹凸感といった味のあるものを取り入れる
- 重ね着やアシンメトリーなデザインでボリュームを出す
- ウエストの位置は曖昧に
- シルエットは落ち感を重視する
- キチンとキレイにではなくラフに着崩す(オーバーサイズ、腕まくり等)
- 真面目、定番デザインではなく、自由に粋にといった遊びごころのあるモードなデザイン
- ハット、バック、くつ、アクセサリーに中性的、個性的なものを取り入れる
ナチュラルタイプの苦手アイテム
- 張りのあるつるんとした素材のスーツ(良くも悪くもいまいち決まらない、きちんとし過ぎる)
- 透ける素材のもの(骨太が際立ち、安っぽく見える)
- フォーマル服や制服といった規律に基づくスタイル(普通過ぎる、自由なイメージから物足りない)
- スキニーパンツや身体にピッタリしたカットソー(太っている訳でもないのに、骨太のため何となくスタイルダウンする)
- 女性らしい甘めのデザイン(骨格が直線的なスタイリッシュさの魅力がでない)

※普通のフォーマルはなんかつまらない

※スキニーパンツはスタイルダウン

※薄手のポリエステル素材もいまいち
ナチュラルなのにカジュアルが似合わないのはどうして?
骨格診断でナチュラルタイプは、ラフなもの、いわゆる「カジュアル」が似合うとされます。
ですが、ナチュラルタイプなのに、ラフなものや、カジュアルがイマイチ似合わない…そういうかたも多いのではないでしょうか?
実はその理由は簡単。
カジュアルな服って、オシャレじゃないからです。(苦笑)
初めてのデート、久しぶりの同窓会、お友達とランチ(飲み会)、レストランでのお食事、子供の学校関係の集まり、入学式、卒業式、結婚式…大人になれば、みなさまご経験がおありのはず。品のある大人は、Tシャツ、デニム、パーカーが勝負服にはならないことを知っています。
つまり、上記のようなoccasion(機会)では、「よそ行き」の服を着ます。よそ行きの服って理屈抜きでオシャレです。大人としての品格があります。相手に対しての誠意があらわれています。子供と違う立派な大人である以上、カジュアルな服は人前に出るには相応しくありません。
大人は、休日が少ないです。つまりオンオフでいえば「オン」が多いということ。そしてオンとは「オフィシャル」な場所。
平日は働くか、(専業主婦だって)人に会います。人に会うとは、ママ友、保育園の先生、近所の人、スーパーの店員さん、お医者さん、郵便局(銀行員)の方、市役所の方…など、たくさんの人に会いますね。人に会う以上は「オフィシャル」な場所です。家の中といった誰にも見られない自分だけの世界ではありません。
専業主婦だって、オフィシャルな場所には最低限のよそ行きファッションが必須です。(当たり前のことです)
そのために着なければならない服は、カジュアルではありません。着てはだめということではなく、カジュアルは正しく使用しなければなりません。
詳しい内容を知りたい方は、下記の記事がお役に立てますので、ぜひ。
♦おしゃれをするうえでの重要なポイントをついています。
カジュアルな服ってオシャレじゃない。だから私は、「着ない・見ない・買わない」
ミニマリストが思う、簡単にオシャレになる服とは?「考えなくても着られる服」
ナチュラルタイプなのにラフが似合わない!ラフがおしゃれになるために必要なこと
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