パーソナルスタイリスト・ツルタです。
ファッション情報の読みかたが苦手なかたへ、ぜひ。自分(企業)目線の儲け主義、売り込みたいといったファッション情報は、ファッション初心者にやさしくありません。「たのむからなくなってくれ。」と、思っています。ファッションは注意喚起しちゃいけませんよね。「洋服とはうまく付き合えばいいんですよ。」そうとらえれば、とてもシンプルです。
目次
私の嫌いなファッション情報ランキング
世の中の情報の海からまみれても、必要なものだけを取り出し、要らないものを捨てることで洗練されます。
情報にまみれると、浄化が必要です。
- お財布の中につい溜まってしまうレシート
- 携帯のブックマーク
- 携帯の画像メモなど
なにかが溜まるとその中身は、汚れもまぎれ込んでいるものです。また、そのときはキラキラわくわくに感じた情報でも、いつしかゴミになることもあります。
たまに整理することをおすすめします。
さて、前置きが長くなりました。
わたくしのぜったい受け入れないファッション情報ランキングです。
- こなれ感、抜け感、モテ、うける、などという言葉を羅列した着こなし情報(品がない)
- 具体的な商品名とその紹介ページや購入ページが丁寧にリンクされている、企業とのタイアップ記事(宣伝、儲け主義)
- ファッションエディター、スタイリストが書くファッション情報
理由その①
こなれ感、抜け感、といったニュアンスのある言葉の羅列だけで、根拠がなく論理的じゃないから。
わたくしの考える、あるべきファッション情報とは、
- ファッション初心者でもだれでもすぐに取り入れることができる
- だれが取り入れてもオシャレになれる
という基準があります。
理由その②
企業の宣伝がからむと、オシャレじゃないことが多くなります。なぜなら、売りたいものといった、「商品ありき」で、記事を書くからです。
売りたいから書くので、キラキラ、ウキウキする心理的に訴える言葉の羅列…どれも、オシャレ理論に乏しくなります。
著名人が書く記事も、生活アピールやセレブアイテム、やはりこなれ感的なニュアンス言葉ばかりで、理論に乏しいことがほとんど。
また著名な人は、企業から委託されて宣伝記事を書くことも多いので、やはり読者目線ではなく、企業目線(売りたい、儲けたい)になります。
※あくまで個人の意見です。
ファッションが苦手でも大丈夫。だって人生の目的は、オシャレになることじゃないですからね。
ファッションが苦手なかた、言葉悪くいいますが、オシャレじゃないかた。
べつに、いいじゃないですか。
それでも、人生充実しているかたはたくさんいることでしょう。
好きなこと、熱中することがある。
充実している。
楽しいことがある。
守る人がいる。
やりがいのある仕事がある。
日々信念のもと切磋琢磨している。
こういったことの充実こそが、人生のほんとうの目的なのですから。
なかには、
人生損してます。
オシャレになりましょう。
知らなくて大丈夫ですか?
みたいな、注意喚起もあります。
不安をあおり、「じゃ、どうすればいいの?」という、解決する手段を明示していないものもあります。
そうです、わたくしの一番嫌いな情報は、これでした。
ファッションに対する不安を煽り、
じゃ、どうすればいいの?の情報が薄いもの。
儲け主義、自分(企業)目線で売り込みたいといった情報は、ファッション初心者にやさしくありません。
「たのむからなくなってくれ。」と、思っています。
ファッションというのは、今ここに存在する普通の人々、一生懸命に生きて、誰かを愛し、時には悲しむ、そういう人たちが着て初めて完成するのだ。
山本耀司 MODERN MENSWEARより引用
ファッションって人生における
「ただの手段」です。
ファッションが苦手でも、
人生はだめにしません。
でもファッションは、
人生を潤すことはできます。
上手く付き合えばいいんですよ。
それよりもまずは、
生きかたに自信を持つことのほうが先決です。
間違っているものには、
見向きもせずに
脇目を振らずに
人生を歩んで行きましょうよ、ね!