ファッションカウンセラー・ツルタです。
今回は、骨格タイプ「ストレート」におすすめとされるハリ艶のある素材について解説いたします。とくに、艶についての詳しい解説と、艶のある素材の選び方をシンプルにまとめました。
目次
お客さまからの長文のご感想
ご無沙汰しております。Oです。
お返事が遅くなってしまいましたが、カルテ受け取りました。
本当にありがとうございました。骨格診断のカウンセリングを受けるのは初めてでしたが、カルテの内容も非常に丁寧で詳細なもので感動しました。
事前のアンケートでの悩みにも答えていただいて、おかげで長年の疑問が解消できました。やはり、一番知ることができてよかったのは、自分がストレートタイプだということです。
自己診断ではウェーブタイプだと思っていたので、カウンセリングを受けてなかったらこのまま似合わない服を選んでいたかと思うと、自身のタイプが分かって本当に良かったです。
また、寂しい印象になると思ってデコルテが開いた服は避けていたんですが、それが逆に緩和する要素だと分かって驚きました。
以前は首が詰まったものを意識して選んでいましたが、逆効果になっていたんですね…。
肩幅の調整も様々な方法をご提案くださり、おかげでコーデの選択肢も広がりました。髪型・メイクについては、自分なりにネットなどで調べて改善しようとしていましたが、なかなかうまくいかない部分でした。
特にメイクは、どれくらいしっかりとメイクしていいのか分からず、濃くなりすぎるのを恐れてどんどん薄いメイクになっていました。
今回見本となる人達を具体的にご提案いただいたので、今後こういった方たちを参考にメイクをしていきたいと思います。また、夏の装いについては毎年悩んていたのでとても参考になりました。
これからは夏場に何を着ていこうか悩まずに済むのでとても良かったです。少ない服で生活するアドバイスもいただけて、ありがとうございました。
これから自身の生活を見直して、教えていただいたポイントも踏まえながら少しづつ服の断捨離もしていこうと思います。今回ご提案してくださった内容は、私にとってとても新鮮で、自分ではわからなかった自身の良いところや特徴を見つけることができました。
カルテでご提案いただいたテイストは、自分自身では似合うと気づかなかったものだったので、今回のカウンセリングを通して新しい自分の良さや強みなどを知ることができて本当によかったです。最後に、カルテについて疑問に思うところがあったので2点質問があります。
・ハリ・ツヤのある素材が良いとあり、ハリのある素材は少し肉厚なものということは分かりましたが、ツヤのある素材というのは具体的にはどういったものでしょうか?天然素材や高級感があるものを選ぶようにすればよいのでしょうか?
(※中略)
ご回答のほど、よろしくお願いいたします。
長くなりましたが、今回丁寧で詳細なご提案と悩みにご回答くださり本当にありがとうございました。
これからも買い物や服の購入などでご相談することがあるかと思いますが、その際はよろしくお願いします。
Oさま、長文のご感想をありがとうございます。
どなたさまにも言えることですが、本当にその方「それぞれの美しさ」があります。それぞれの美しさは当たり前ですが毎回違い、同じようなイメージの方はいらっしゃいません。
そのオンリーワンの美しさを引き出すことがわたくしの使命です。
品よく美しくて、シンプルだけど光るものがある。そんなイメージをもっと引き出したくてパーソナルスタイルの診断をさせていただきました。
ご質問:艶のある素材とは?
ハリ・ツヤのある素材が良いとあり、ハリのある素材は少し肉厚なものということは分かりましたが、ツヤのある素材というのは具体的にはどういったものでしょうか?天然素材や高級感があるものを選ぶようにすればよいのでしょうか?
艶は「面」に反射してできる

艶は光を反射させることによって起こります。そして反射は「面」の時に1番光を反射します。凹凸やしわのあるものよりも、表面が整っているフラットなもののほうが艶があるように見えるのはそのためです。
例えば身近な例でいうと、ボサボサの髪よりもしっとりなめらかな髪のほうがツヤツヤに見えるのと一緒です。艶は、生地表面に凹凸感がないことが第一条件です。
ポイント①糸自体にざらつきがないこと
凹凸の無い生地にするためには、糸自体が細いことも重要です。
例えばウールやコットンは糸を紡ぎます。羊の毛や綿花といった短い繊維をつなぎ合わせる(紡ぐ)ことで糸を作り出します。
ウールやコットンは、糸になる前の繊維の状態が細くて長いほど、毛羽立ちを防ぎつるんとした糸が出来上がります。よって生地の凹凸感がなくなります。
ユニクロにも良く使われるスーピマコットン(超長綿)はその名の通り長い繊維からできた糸。表面にざらつきの無い糸を折り合わせてできた生地なので、非常に艶があります。

またマーセライズコットンはシルケット加工を施したもので、糸の毛羽立ちを薬剤で焼きとることで、シルクのようなしなやかさを持たせています。

洋服を選ぶときに、表面にざらつきがないか生地をよーく触ってみるのもいいですね。
ポイント②しわのできにくい生地とサイズ感
艶は面が作り出す反射であり、面を作るためには凹凸のないものを選ぶことが必須です。
さらに述べると、シワが出来にくいということも条件になります。シワは髪の毛でいうところの寝ぐせ、つまり面が乱れた状態です。
生地に凹凸がないことはもちろんのこと、なるべくシワがでないサイズを選ぶことも実は重要です。(とくに直立不動の姿勢の時に)
サイズを体に合わせることで、生地がスッと落ちた状態、ピンと張った状態(ハリ)となり、これが面となって光をしっかり反射させ、「艶」を作ります。
ポイント③ひそかなポイントである「色」
ちなみに、光は白色で反射されます。光の反射色である白色が目立つ色を選ぶのもひそかなポイントです。
(暗い色のほうが艶を感じるということ)
暗い色は光の反射色である白とコントラストが付くので、艶を強調します。
わたくしが黒を好んで着るのも高級感があるからですが、その根拠は艶(=高級感)だったのですね。(と改めて思います)
艶のある素材の選び方(まとめ)
まとめますと、
- 凹凸のない生地
- しわのよらない生地
- しわのよらないサイズ感
- ダークカラー(黒)
となります。
艶がある=高級感。ストレートタイプの方はもちろんのこと、高級感を出したい方もぜひ、参考にしてみてください。
今回の記事も、皆様にとって何かお役に立てれば幸いです。