ファッションカウンセラー・ツルタです。
小学1年生の宿題を見守る日々。算数の問題で式に当てはめようとすると混乱する息子をみて、はっと気がついたことがあります。算数もファッションも、理論よりまずは感覚(センス)が大切です。
目次
小1さんすう~あわせていくつ(足し算)・のこりはいくつ(引き算)~
子供が解いていた問題です。
あさ、りんごが3つうれました。おひるに、りんごが2つうれました。
あわせてなんこうれましたか?
どんぐりを5つひろいました。いもうとに1つあげました。
のこりはいくつですか?
さかなつりで、あかいさかなを8ひき、くろいさかなを3びきつりました。
どちらがなんひきおおいですか?
いぬが6ぴき、くろねこが2ひきいます。
かずのちがいはなんびきですか?
息子は、
「あわせて」、「のこりは」の文言に赤い色鉛筆でマークをし、それぞれ数字も○で囲います。
あさ、りんごが(3)つうれました。おひるに、りんごが(2)つうれました。
あわせてなんこうれましたか?
「あわせてなんこ、だから・・・足し算!」
3+2=5
こたえは5こ
となります。
キーワードに赤線を引くという行為はいいのですが、文言が複雑になってくると混乱してしまいます。
つまり、「足すのかな?引くのかな?」が分からなくなるのです。
おかしを1こずつくばりました。ぜんぶで10こあったおかしが3こになりました。
なんこおかしをくばったでしょうか?
この問題だと、1という数字にも引っかかりますね(苦笑)
どの数字を使って、足すのか引くのか?が難しいというわけです。
答えから導き出す(式よりも感覚を信じる)
大人のわれわれからすると、なんでそんなことも分からないの?と思いますよね。
でも小学生ってそんなものです。
わたくしは息子に聞きました。
「そもそも問題の意味が分かっているの?」
息子は、問題の意味が頭に入っていないようでした。
あわせて~、のこりは~、全部で~、どちらがなんびきおおい~、といった言葉と数字に夢中で、文章の文脈が頭に入っていないのです。
そこでわたくしは、絵を描いて背景を説明しはじめました。
「おかしが10こあったんだって~」
ノートに〇を10個書きます。
「それでおともだちに1こずつ配ったんだって~」
「そしたら3こあまったんだって~」
ノートに3こだけ残してのこりは線で消してみせました。
即座に、
「7こ配った!」
と答えました(笑)
そういうことか!とハッとしました。
ここから、わたくしはすべての問題をまずは、答えから言わせてみました。
文章の背景を説明し、息子に文脈を理解させます。
それから答えを聞いてみると、すべて答えられたのです。
「まず、答えを先に書きなさい」
「それから、その答えになるように、書いてある数字で式を考えなさい」
例えば、
すずめが8わとまっています。なんわかとんでいってのこりは3わになりました。
なんわとんでいきましたか?
しき[ ]
こたえ[ ]わ
こんな問題があったとしますね。
①こたえ[ 5 ]わ のほうから解かせる。
その後、8と3をつかって、5になる計算を考えさせる。
すると、足すのか引くのか?が混乱しなくなりました。
②しき[ 8-3=5 ]
でも、たまにこうやって間違えます(苦笑)
②しき[ 8-5=3 ]
さっき導き出した答えの5を使ってしまうのです。(小学1年生ってこんなものです(笑))
骨格診断やパーソナルカラーという呪縛
お客さまからのお声にこんな言葉が多くあります。
- パーソナルカラー診断は受け、オータムということで納得はしているのですが、それをうまくいかせない
- 自分でこれは似合わない、なんか違う、といった間違いはわかるけれど、正解が見つからない
1番目は、診断結果の呪縛により、ご自身の感覚の自由を奪ってしまう恐れがありませんか?
2番目からも分かるように、NGは分かっているんです。みなさん、センスはお持ちです。
今回は、
自身のセンスを信じましょう。
ということを伝えたくて記事にしました。
これいいかな?と思ったとき、人は顔つきに笑みが浮かびます。いいかも♪という心の動きは顔に現れます。それが確固たる証拠です。ご自身がいいな♪と感じた感覚を信じて、その感覚を磨くことを忘れないでいただきたいものです。
たしかになかなか正解をみつけるのは時間がかかりますが、遠回りでも地道に努力したほうが、なんでもそうですが力がつきます。
遠回りが嫌だから、診断結果をもとめてその公式に当てはめたいのですよね。それもわかりますが、いつもわたくしが言わせていただくのが、診断結果にとらわれないほうがいいということ。
さきほどのさんすうの問題と同じで、まずはご自身の感性を磨くことが大切です。骨格診断やパーソナルカラーはそのセンスの裏付けをするために利用する。くらいの考えのほうが良いと思いますね。もっと言えば診断結果を活かすためにも、センス(感覚)を磨くことも怠らないように、それを忘れないようにしたいものです。
失敗や苦労といった経験なくして感覚は養なわれません。イチローさんの言葉にもありましたが、遠回りするほうが一番の近道だということ。本当にそう思います。あとで無駄だったと思えることは、とても大切です。
「遠回りは一番の近道。」
「あとで無駄だったと思えることはとっても大事。」