パーソナルスタイリスト・ツルタです。
前々回の記事に、「骨格診断がわからない、活用できない、その理由。」というタイトルで記事を書きました。今回は、その内容をさらに深堀りした第2弾となる内容です。日々の診断によるお客さまとの会話から得た、リアルな内容となります。ご自身のタイプがわかってもいまだ腑に落ちないかたには、必見です。
目次
骨格診断、セルフチェックや診断サービスを受けても、困っている人は多い。
前回の記事をまだお読みになっていない方は、こちらをご参照ください。
先日、総合ファッションカウンセリングをお申込みいただきました、お客さまのお申込みのきっかけです。みなさまそれぞれに、モヤモヤを抱えて悩んでいらっしゃいました。
Aさま
一度、骨格診断、パーソナルカラー診断をうけて、ナチュラルブルーベースウインタータイプと診断受けました。診断自体は納得できているのですが、それを応用するのが難しくて。
Bさま
骨格ウェーブ、イエベ秋診断済みですが、好きなものと似合うもの、の違いがまだまだ理解できておりません。自分の性格と雰囲気がいわゆるウェーブが似合う服装とマッチせず悩んでいます。
Cさま
これまでに数年かけて、他社(3社)でカラー診断、骨格診断、クローゼット診断をしていただきました。それで、ようやく、自分に似合うモノ、方向性が少しずつ分かりはじめてきましたが、やはりまだまだ不明な点も多く、服と自分に向き合えば向き合うほど、次々に疑問がわき出てくるのです。
診断を受けても、「応用ができない」、「腑に落ちない」、「不明点が多い」など、診断後にモヤモヤと悩まれる方も多いと思います。
お客さまのモヤモヤの原因(骨格診断の問題点)
Aさまが応用ができなかったその理由
・骨格とお顔の雰囲気に相違があり、ナチュラルとは言えどもラフすぎるものでは物足りなさがあった。
Bさまが応用できなかったその理由
・お顔の雰囲気がシャープかつマニッシュ。教科書通りのウェーブスタイルでは好みにも合わず物足りなかった。
・過去に受けられたパーソナルカラー診断内容が、ご本人の本来のパーソナルカラーと違っていた
・ボディバランスの調整がうまくできていなかった
Cさまが応用できなかったその理由
・骨格タイプはミックスタイプでそこが活かしきれていなかった(ソフトナチュラル)
・過去に受けられたパーソナルカラー診断内容が、ご本人の本来のパーソナルカラーと違っていた
・お顔の雰囲気を加味していなかった(知的さと高級なイメージあり)
わたくしのサービスを受けられた結果、あらためてその原因をピックアップしますと、
- お顔の雰囲気と骨格タイプとの相違
- ストレート、ウェーブ、ナチュラルという3タイプだけの診断(ミックス加減までの分析が足りない)
- ナチュラルタイプだから「ラフ」。ウェーブタイプだから「エレガンス」。という教科書通りのコーディネートしか試していない(おしゃれなコーディネートを取り入れていない)
こういったことが挙げられると思います。
骨格診断の教科書通りでは、納得できない理由
以前書いた記事から引用します。
年齢軸
とくにナチュラルタイプのかたは要注意です。なぜなら、年齢を重ねた肉の削げたデコルテには、ナチュラルだからといってゴワゴワしたざっくりニット系をまとうと、なんだかボロボロ…貧相に見えかねません。(ウェーブタイプにおすすめとされる、毛足の長いふんわりニットのほうが良い可能性大)
体格軸
骨格診断は、痩せても太っても骨格は変わらないとされますが、そうはいっても体格ごとに問題点は異なります。
男性軸
女性の場合は、似合う素材やシルエットをまず重視しますが、男性の場合は、洋服の素材の幅もシルエットの幅も狭く種類がないので、気をつけるべきポイントの優先順位が異なるのです。
ミックス軸
診断は基本的には3つのいずれかにあてはめるのですが、ここから個々に応用が必要です。質感はウェーブだけど身体の特徴にナチュラルっぽさがある…など、ほかの骨格タイプの着こなし的特徴を抜粋する必要があります。
好み軸
わたくしのサービスを受けられたお客さまで、とくにウェーブタイプのかたに多いのが、ウェーブのコーディネートの雰囲気が好みに合わないということがあります。
『ウェーブタイプだけどそのウェーブの雰囲気が好みに合わない。』どうしたらいいでしょうか…となるわけです。
オシャレ軸
最後は、一番の致命傷であるおしゃれになれない。ということです。これは、骨格診断の一般的なコーディネートがそもそもおしゃれじゃない。ということがあります。
以上、前回の記事にも書き示しましたが、教科書どおりの骨格診断では、
- お顔の雰囲気と骨格タイプとの相違
- ストレート、ウェーブ、ナチュラルという3タイプだけの診断(ミックス加減までの分析が足りない)
- ナチュラルタイプだから「ラフ」。ウェーブタイプだから「エレガンス」。という教科書通りのコーディネートしか試していない(おしゃれなコーディネートを取り入れていない)
このあたり特に問題になっています。
そしてなによりたいせつだと改めてわかったことは、そのかたのお顔の雰囲気でした。あたりまえですが、ひとはみなお顔立ちが違い、それこそ、何タイプかに当てはめるわけにはいきません。
10人いれば10タイプ
1億人いれば1億タイプです。
お顔は上半身にあり、ぱっと見(一見の雰囲気)の印象に左右されます。洋服の似合うは骨格もたいせつかもしれませんが、お顔立ちも非常にたいせつです。
前述しましたお客さまの例をあげますと、同じナチュラルという骨格をお持ちのAさまとCさまですが、そのお顔立ちは全く異なります。また、骨格のミックス具合も全く異なります。
わたくしがおすすめしました、Personal style提案は、以下のようにまったく異なりました。
Aさま:
- 髪型やメイクといったご自身の基本は、「格調高く。」
- 実際着るファッションイメージは、「クラシカル、女性らしさ、エレガンス、高級感・良質。」
- 小物、アクセント、スパイスは、「優しい、まろやか、柔らかいといったイメージのもの。」
お顔立ちから受け取るイメージは、たとえるならロイヤルファミリーのような格式高さ。凛とした美しさのなかにやさしさもあわせ持つナチュラルタイプ。普通にカジュアルではなく、高級感・女性らしさを取り入れることをご提案。




Cさま:
- 髪型やメイクといったご自身の基本は、「知的に。」
- 実際着るファッションやアイテムは、「ソフトにまろやかなエレガンス。」
- 小物、アクセント、スパイスは、「モードに高級に。」
お顔立ちから受け取るイメージは、優しさ、エレガント、知的、高級感があり、骨格タイプナチュラルのなかでもソフトな素材お似合いのソフトナチュラル。そしてお好みやライフスタイルに合わせた辛口アイテムを取り入れることをご提案。




といった具合です。
同じナチュラルタイプでも、当サービスのご提案にはこれだけの違いがあります。
骨格診断を受けても、「応用ができない」、「腑に落ちない」、「不明点が多い」など、診断後にモヤモヤがでないように、個々に合わせたご提案をしております。
また、総合ファッションカウンセリングでは、次々と湧き出る疑問を解決するために、無制限でご質問をお受けしております。
年内までに、おしゃれになりたい!、クローゼットをスッキリさせたい!などという目標があるかた。一生懸命なかた。ずっと応援とお手伝いをいたします。
♦お顔立ちや骨格から醸し出される個性を存分に活かした、パーソナルスタイルのご提案をいたします。当ファッションカウンセリングは、すべてオンライン(写真診断)です。ぜひご検討くだされば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。